卓上バフ機とは?ハンディポリッシャーとの違いをわかりやすく解説
投稿者 :晃梅オンライン on
眼鏡フレームの仕上げや艶出しに欠かせない「バフ掛け」
フレームを美しく磨くための研磨作業ですが、使う道具によって仕上がりや作業性が大きく変わります。
そこで今回は、机の上に設置して使う「卓上バフ機」と、手に持って動かす「ハンディポリッシャー」の違いを、初心者の方にもわかりやすく解説します。
バフ掛けとは?
バフ掛けは、研磨剤をつけた布バフやフェルトバフを使い、フレーム表面をなめらかに仕上げる工程です。
セルフレーム(アセテート) → 光沢を出す
金属フレーム → 小キズを整える
眼鏡の美しい見た目を決める大切な作業です。
ハンディポリッシャーの特徴
ハンディポリッシャーは、名前の通り手で持って動かすタイプの研磨機です。
小型で持ち運びやすい
回転数は3,000〜10,000回転/分程度と高速
車のボディ磨きやDIY用途にも使われる
手に持って動かすので、場所を選ばず使える
ただし、眼鏡のように細かく繊細な部分を磨くと、当て方や力加減によって削りすぎるリスクもあります。

卓上バフ機の特徴
一方で、卓上バフ機は机に固定して使う研磨機です。
安定した作業が可能 → 機械が固定されているため両手でフレームを保持できる
回転数は1,400〜4,000回転/分程度でコントロールしやすい
※工場で使用するφ300㎜NOバフ研磨機とバフ外周の周速WO同じにすることが可能な範囲
商品リンク:白仕上げバフ/外径300mm,穴径17mm
細かい調整や均一な艶出しに向いている
長時間の使用でも安定感がある
眼鏡工房やセルフフレーム研磨では、扱いやすさと仕上がりの安定感が魅力です。

該当する商品:卓上バフ機/当店オリジナル!メガネフレーム向けキリカキ拡大追加工
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項目 |
卓上バフ機 |
ハンディポリッシャー |
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サイズ |
机上に設置 |
手持ち・持ち運び可能 |
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回転数 |
約1,400〜4,000rpm |
約3,000〜10,000rpm |
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回転数の調節 |
できる(機種によって段階調整あり) |
できない場合が多い(固定速度) |
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安定性 |
固定式で安定 |
手持ちなのでブレやすい |
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作業性 |
両手でフレームを保持して磨ける |
手に持つため力加減が難しい |
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適した用途 |
眼鏡フレームの研磨・仕上げ |
広い面の研磨、車・家具の磨き |
こんな方におすすめ
卓上バフ機は、こんな方にぴったりです。
眼鏡づくりや修理で、安定してフレームを磨きたい方
セルフフレームの艶出し練習をしたい方
工房や自宅で腰を据えて作業したい方
一方でハンディポリッシャーは、車や家具など広い面積をサッと磨く用途に向いています。
まとめ
「磨く」という基本機能は同じでも、卓上バフ機は≪安定性と繊細な仕上げ≫ハンディポリッシャーは≪手軽さとスピード≫が強み。
眼鏡フレームのように繊細な研磨作業には、やはり卓上バフ機が安心です。
自宅や小規模工房でも使えるコンパクト設計なので、これから眼鏡の仕上げを学びたい方にもおすすめです。