眼鏡フレーム加工に必須!セラミックキサゲの魅力と選び方
Posted by 晃梅オンライン on
ものづくりの現場で耳にする「キサゲ」という言葉。
本来は、金属表面の凹凸を削って精度を高めるために使われる仕上げ工具を指します。金属の機械加工においては、平面度を出したり、余分な部分を削ったりする際に欠かせない道具でした。
その技術をベースに開発されたのが、今回ご紹介するセラミックキサゲです。従来の金属刃ではなく、セラミック素材を使うことで、より安全に、そして幅広い素材に対応できるようになりました。
眼鏡づくりの現場でも採用され、近年ではプラモデルや趣味の加工にも使えるツールとして人気を集めています。

セラミックキサゲとは?
セラミックキサゲは、硬質プラスチックや非鉄金属のバリ取り・面取りに使えるハンドツールです。
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ガラス入り樹脂、カーボン繊維入り樹脂、タルク入り樹脂などの硬質プラスチックに対応
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アルミ・真鍮・銅といった非鉄金属にも使用可能
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刃がついていないため安全性が高い → 初心者でも安心して扱える
眼鏡フレームの仕上げ作業だけでなく、プラモデルなどのホビー用途にも広く活躍しています。
眼鏡フレーム加工での活用
眼鏡フレーム、とくにアセテートやセルロイドといったプラスチック素材では、成型後にバリや段差が残ることがあります。
金属刃の工具では、力加減を誤ると表面を削りすぎたり傷を残したりするリスクがありますが、セラミックキサゲなら削りすぎを防ぎながら必要な部分だけを滑らかに仕上げられるのが特徴です。
眼鏡業界で磨かれてきた精密な加工技術が、ホビーやDIYでも使いやすい理由はここにあります。
3種類のセラミックキサゲと選び方
セラミックキサゲには 「大」「小」「細」 の3種類があります。用途に合わせて選ぶことで、効率よく作業が可能です。
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種類 |
特徴 |
おすすめ用途 |
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大 |
幅広でしっかり削れる |
フレーム全体の面取りや大きなバリ取りに |
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小 |
標準的なサイズで万能 |
テンプルやリムの仕上げなど幅広い作業に |
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細 |
先端が細く入りやすい |
レンズ周りや細部の仕上げに最適 |
迷ったら、まずは「小」サイズを選ぶと扱いやすく、眼鏡フレームの仕上げ加工にも重宝します。

該当する商品:プラモデルにも!セラミックキサゲ(小)/ Work finisher
まとめ
セラミックキサゲは、金属加工の仕上げ道具「キサゲ」の考え方を応用した、安全で使いやすいハンドツールです。
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眼鏡フレームのバリ取り・面取りに最適
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硬質プラスチックや非鉄金属にも対応
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初心者でも安心して使える
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用途に合わせて3種類から選べる
眼鏡業界で培われた精密加工のノウハウを、ぜひご自身の作業にも取り入れてみてください。